山梨市三富一之釜の滝
山梨市三富釜口の笛吹川には
一の釜の滝という大きな滝があります。
対岸に渡らないと決して見ることの出来きないこの滝は
隠された笛吹川の名瀑です。
滝つぼは大きな巨岩に囲まれていて
底には何か恐ろしい魔物が棲んでいる
ような気配さえ感じます。
ダムが出来てからは
水量が減ったと言われますが
その迫力は昇仙峡の仙娥滝(せんがたき)
にも匹敵します。
言い伝えによれば
昔、この滝つぼには
片眼の龍が棲んでいたそうです。
人々は切り出した木材を笛吹川に流して下流へ
運んでいました。
それを鉄砲流しと呼んでいましたが
あるとき、龍の怒りにふれ、材木がつかえて
流れなくなってしまったそうです。
龍の怒りを鎮めるためにお祭りを行ったところ
つかえていた材木が流れ出したそうです。
その後、二度と災いが起こらないように
一之釜不動尊が祀られたそうです。
そんな昔話が残されていますよ。
笛吹川右岸沿いの
細い道を上流に向かうと
車が2,3台駐車できるスペース
があります。
現在は遊歩道も吊り橋も東屋も
整備されているので
とっておきの夏の避暑地
になりそうです・・・。