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◎Minami-Alps.Photo.Magazine

ミヤマハナシノブ

ミヤマハナシノブ ハナシノブ科 Polemonium acutiflorum var.nipponcum
ミヤマハナシノブ_f0081726_19395593.jpg

リコーGRD



年間を通して大樺沢ルートで
北岳を目指す事はほとんどありません。

普段は広河原から急登な森林内の
尾根を登り御池小屋を経由して、
そしてまたまた急登の草すべりを登り、
肩の小屋へ向かうアプローチが主流な
ライチョウ調査隊。

草すべりは言葉の通り、
草の「すべり台」です。
白根御池小屋から初めて草すべりを見たとき、
大げさかもしれませんが吐き気が出ました。

そんなコースを何年も経験しているので、
大樺沢は比較的お気軽なコースで
心の負担も少ないのです。
そして気持ちにゆとりが出るので、
周りの景色や花も自然と眼に入ってきて
登山を楽しませてくれます。

このミヤマハナシノブ(深山花忍)は
北岳と白馬連峰清水岳(しょうずだけ)にしか
生息していない貴重な花です。

雪渓に出くわす付近から
登山道沿いにたくさんの群落が見られます。
例年ですとすでに花期が過ぎているのですが、
今年はまだまだ多くのミヤマハナシノブが咲いています。

今回は初日に農鳥小屋まで行かなければなりません。
上空から見るとロードオブザリングの
ような4人が歩いているのです。
ま、アラゴルン、フロド、レゴラス、サム・・・・というよりも全てゴラムのようなヤツらかも。
by littlealps4383 | 2006-09-08 17:30 | 南アルプスの花